サンスイ AU-α907DR（1990年発売 定価 250,000） 品を修理・整備したものです。
入手時にはプロテクトは解除されるものの、左-chから音が出ませんでした。分解して原因を特定、不良部品を交換して正常に出音しました。
外観には汚れ・サビなどがあり、清掃や補修を行いましたが、完璧ではありません。サイドパネルには補修した跡がありますので、外観に神経質な方にはお勧めしません。

【整備内容】１） すべてのボリューム点検・整備、ガリなし２） すべての操作SWを清掃・整備、接触抵抗を確認。スライドSWは分解して接点清掃・接点グリースを塗布。３） スピーカー・ヘッドフォン リレー 3個 分解し接点磨き４） 入出力端子磨き

【調整】１） Power AMP部の 終段バイアス電流、出力DC Offset調整２） PreAMPのDC Offset調整

【確認内容】１） CD, TUNER、Line, Tape1,2,3、POWER AMP DIRECT入力1,2、Processor入力で音出し確認。 （BALANCED入力は対応機器を持っていないため未確認です）   20KHz までの周波数特性が   ・THRU でフラットであることを確認   ・TONE Control ONで仕様通りに低音・高音が変化することを確認２） PHONO はアッテネータを通してインピーダンスを下げ周波数特性を測定  ほぼRIAAカーブに沿っていることを確認し、MM/MCとも正常に音が出ることは確認。３）MUTING、PROCESSOR, SUBSONIC, LOUDNESS、TONE機能が正常であることを確認４） 6Ω＋6Ωダミー抵抗負荷、25W+25W、スイープ信号入力で数時間エージング後 特性の異常がなく正常に動作することを確認

現在のところすべての機能は正常です。ノークレーム、ノーリターンでお願いします。