脇差し  長さ54.8㎝（一尺八寸０５厘）  反り1.2㎝
元幅2.9㎝  元重ね6mm   ハバキは銅と真鍮の二重ハバキ 
鎬よりに写りがあり古風な鍛え肌になっています
茎は錆味よく一文字茎尻で銘はきっちりと刻銘されております
藤原行長は刀工位例には新刀中上作なれど作刀の切れ味には定評があり業物位例では良業物です
板目杢交じりの地鉄は肌立ち淡く映りがあります 浅く湾れ気味の明るい中直刃を焼いており物打ち付近で深く入り理想的です
鎬幅が広く 切っ先詰まり堅牢な造り込みでいかにも実用刀で鑑賞はもちろん  長脇差しですので試し斬りにも打って付けと思われます

刀身に錆などなく良い状態ですがヒケが見られます

貴重刀剣№323053は日本美術刀剣保存協会に紹介済みです

藤原行長は優れた作刀者であったことにより  刻銘を消され上工の作に改ざんされたものも数多くあるといわれています


以上のことを了承されましたうえでの入札をお願い致します